高山市
戦争被害の状況
乗鞍岳に作られた航空技術研究所
1941(昭和16)年、5,000m以上の高度を飛ぶ飛行機を作るために、精度の高い過給機と零下40℃以下での性能研究が必要となったことから、陸軍航空技術研究所が乗鞍岳に設置されました。陸軍が平湯峠から頂上まで整備した全長16 kmの道路は、現在では乗鞍スカイラインとして、乗鞍岳を訪れる多くの観光客に利用されています。
また、1944(昭和19)年には陸軍航空本部の指示を受けて、高山航空工業株式会社が設立され、木製の飛行機部品を製作しましたが、実戦には使用されませんでした。
終戦間際には高山市への爆撃予告ビラがまかれましたが、爆撃を受けることはなく終戦を迎えました。



