日本非核宣言自治体協議会 National Council of Japan Nuclear Free Local Authorities

  1. ホーム
  2. 会員
  3. 被爆80周年事業「未来につなぐ戦争の記憶」
  4. 長野県
  5. 伊那市

伊那市

戦争被害の状況

陸軍伊那飛行機場では少年航空兵が訓練した
 1943(昭和18)年に、市内六道原に陸軍伊那飛行場が建設が開始され翌年に完成しました。現在も飛行場 格納庫の基礎が残存しています。この飛行場の建設に当たり、上伊那各地の住民や学徒らが大勢動員されました。1944(昭和19)年2月に「熊谷陸軍飛行学校」の「伊那分教所」が開設され、少年航空兵や見習い士官などが、それぞれ約3カ月の訓練を受けた後、ここから戦地に配備されました。彼らの中には、特攻隊員となるものもいました。1930(昭和5)年に開館した上伊那図書館(現・創造館)は、戦時中、徴兵検査の会場、海軍の軍服工場に使用され、戦後には進駐軍の米兵70名が3カ月滞在しました。

現存する格納庫基礎:今も残る格納庫の基礎部分。40メートルに亘って、錆びた鉄骨とコンクリートがある。