大樹町
戦争被害の状況
①浜辺に残る戦争遺跡「トーチカ」
大樹町では太平洋戦争の最中、太平洋沿岸から米軍上陸侵攻を想定し、水際迎撃のため浜辺にコンクリート造りのトーチカが多数建造されました。
町で把握する26基のうち、2基は2023年(令和5年)に新たに発見され、歴史的価値のある戦争遺跡として整備され、今日まで戦争の記憶を後世に伝えていく重要な役割を果たしています。
②北海道空襲による被害
1945年(昭和20年)7月14日、15日に北海道の主要都市を中心に空襲がありました。大樹でも7月15日午後2時50分頃、上大樹高台方面より四機現れ、うち一機が低空飛行で市街地と海岸付近の旭浜部落を機銃掃射しました。機銃掃射により亜麻会社の工場機関部に命中して火災が発生し、機関室が消失した他、民間住宅に銃弾が命中するなど被害を受けました。



