非核平和都市宣言

　　　　　非核・平和の町宣言

　戦争や核兵器のない平和な世界を築くことは、日本国民共通の願いであり、

平取町民が心から希求することです。そして、これら平和な世界をこれからの

世代に残すことは、私たち大人の最優先する責務であります。

　第二次世界大戦後、我が国は「二度と恐ろしく悲しい過ちは犯さない」とい

う決意を誓い「平和」な社会の実現を強く希求してきました。

　しかし、世界では、国家間、民族間の紛争はなくならず、核保有国は、今な

お核の均衡により平和が保たれると主張し、核兵器の廃絶を拒んでいます。そ

の結果、近年になり、核兵器廃絶や核保有を事実上宣言する国が増加している

現実があります。

　世界中の平和はもちろん、平取町の美しい自然とかけがえのない歴史・文化

を守ることは町民すべての願いであり希望であります。第二次世界大戦におけ

る被爆地、広島、長崎の悲惨な過去、国内唯一地上戦が行われた、沖縄の悲劇

を２１席記においても繰り返してはなりません。

　世界中から核兵器の廃絶と戦争のない永遠の平和を願い、そして、あらゆる

国の核実験中止と核兵器の生産中止を強く求め、平取町はここに「非核・平和

の町」を宣言します。

　平成１７年６月２１日

　北海道平取町

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