日本非核宣言自治体協議会
 
核兵器って何だろう? −核兵器Q&A−

Q1 核兵器とはどういう爆弾ですか。
Q2 なぜ広島や長崎におとされたのですか。
Q3 広島や長崎の被害はどのくらいだったのですか。
Q4 なぜ原子爆弾(核兵器)は恐ろしいのですか。
Q5 どんな国が核兵器を持っていますか。
Q6 今世界にどのくらいの核兵器があるのですか。
Q7 なぜ核兵器は無くならないのですか。


Q1核兵器とはどういう爆弾ですか。  
 
核兵器とは、原子爆弾(原爆)や水素爆弾(水爆)など強大な破壊力を持つ爆弾のことです。原子爆弾は、ウランやプルトニウムなどの原子核が分裂するときに巨大なエネルギーを出す(爆発する)ので、それを兵器として利用したものです。たった一発で何十万人もの人を殺したり、まちを破壊したりするだけではなく、目に見えない放射線を放出し、放射線障害によって多くの人が亡くなったり、病気になったりします。

原子核=原子の中心部をなすもの。原子は、物質をこれ以上細かくできなくしたものというのがもともと意味で、原子核とそれを取り巻く電子からなっています。原子には水素、酸素、炭素、窒素、鉄、金など天然には92種類あります。
 
  Q2なぜ広島や長崎におとされたのですか。  
 
 第二次世界大戦で、日本は、アメリカなどの連合軍と戦争を行いました。戦争末期には、日本の敗戦が決まりかけ、いよいよ日本本土が米軍により空襲されるようになりました。アメリカは、人類で初めて原子爆弾の開発に成功し、1945年8月6日に広島に、3日後の9日に長崎に原爆を投下しました。
アメリカ軍が日本に原爆を投下した理由は、
(1)戦争終結を早めるため。
(2)日本本土に上陸した場合の米軍の犠牲を少なくするため。
(3)原爆開発にたくさんの予算を使ったので、成果を示す必要に迫られたため。
(4)戦争が終わった後、ソ連(現・ロシア)に対する立場を強くするため。
などの諸説があります。
また、日本国内で、広島と長崎が選ばれたのは、空襲の被害をあまり受けていなかったこと(原爆の威力を調べるのに都合がいい)や、軍事施設や兵器工場が集まっていたことなどが考えられます。しかし、原爆による犠牲者のほとんどは非戦闘員である一般市民でした。
 
  Q3広島や長崎の被害はどのくらいだったのですか。  
 

広島市 長崎市
投下日 昭和20年8月6日 昭和20年8月9日
投下時刻 午前8時15分 午前11時2分
死 者 14万人
(誤差±1万人)
73,884人
建物被害
(全焼・全壊)
51,787戸 12,900戸

広島市の被害は、昭和51年「国連への要請書」と昭和21年8月広島市調査による。長崎市の被害は、原爆資料保存委員会調査(昭和25年7月発表)による。

 
Q4なぜ原子爆弾(核兵器)は恐ろしいのですか。  
 
 核兵器は通常の爆弾とは比較にならないほど強大な破壊力を持つ兵器ですが、何よりも恐ろしいのは、目に見えない放射線が、無差別に人を殺し、身体を傷つけ、生き延びた人々も健康障害などで長い間苦しめ続けるところです。

(1)熱線による被害
原爆による熱線のすさまじさは、普通のやけどでは考えられない被害をもたらしました。重傷になると、皮膚は焼けただれてズルズルとはがれ落ち、肉や骨までが露出しました。また、爆心地付近では、あまりの高熱に一瞬のうちに身体が炭のようになったと考えられています。

(2)爆風による被害
爆心地から1km以内では、一般の家屋はこなごなにこわされました。鉄筋コンクリートの建物などが、所々に残りましたが、いずれも建物とは名ばかりの無残な状態でした。つぶれたり、大きく変形したりしたありさまが、爆心の方向を指し示しています。このようなすさまじい爆風に人々は吹き飛ばされ、飛び散ったガラスの破片や木片を身体に浴びました。

(3)放射線による被害
原爆の放射線は人の身体に入り、いろいろな細胞をこわします。身体に受けた放射線の量によって傷つけられる程度は異なりますが、一見無傷であっても放射線を受けたために亡くなった人たちがたくさんいます。また、生き延びた人でも時がたつにつれて、さまざまな病気(白血病やがんなど)を引き起こすことがあります。さらに、被爆を体験したことが心と体に影響を与え、60年以上経った今でも、発病の不安や恐怖感などから多くの人に健康障害が生じていることが明らかになっています。
 
Q5どんな国が核兵器を持っていますか。  
 
 アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の5か国に加えて、1998年に核実験を行ったインドとパキスタンが実質的な核兵器保有国といわれています。2006年には北朝鮮も核実験を行いました。さらに、核兵器の保有を疑われている国としてイスラエルがあります。
 
Q6今世界にどのくらいの核兵器があるのですか。  
 
 核兵器を大きく分けると原子爆弾と水素爆弾の2種類があります。爆発の威力も広島や長崎で使われた原子爆弾の数百倍のものまであり、発射する方法や射程距離の違いなどによってもさまざまな種類があります。現在、世界中には核兵器として使用できる核弾頭(ミサイルなどの先端で爆発する部分)は1万5千発以上あるといわれています。しかし、核兵器を持っている国は、どんな種類の核兵器をどのくらい持っているかを、できるだけ他国に知られないようにしているので、核兵器の実態は正確には分かっていません。
 
Q7なぜ核兵器は無くならないのですか。  
 
 核兵器を持つ国は、お互いに相手の国の核兵器で攻撃されないように、より多くの核兵器を持とうとしました。そのような競争が繰り返された結果、1986(昭和61)年には、アメリカ、旧ソ連、イギリス、フランス、中国の5か国は、およそ7万発の核弾頭を持つようになりました。その後、多くなった核兵器を減らそうという動きがありましたが、現在でも1万5千発以上があるといわれています。核保有国は、威力の大きい核兵器を持つことで、自分の国の安全を保とうという考え方などから、なかなか手放そうとしないのです。
 
 
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